初心者もOK!サボテンおすすめ10選|サボテンの魅力と種類別の育て方のポイントを解説します

サボテンおすすめ

サボテンはその独特の形と美しい花、そして手間をかけずに育てることができるという特性から、多くの植物好きの人に愛されています。

それぞれの品種によって育て方や特徴が微妙に異なるため、サボテンを選び育てる際はこれらの違いを理解することが大切です。

本記事は、それぞれのサボテンの特性と適切な育て方をご紹介しています。あなたにぴったりのサボテンを選ぶためのお手伝いとなるでしょう。

自分だけの特別なサボテンコレクションを作る楽しみを味わってみませんか。

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目次

サボテンの魅力とは?

サボテンの魅力とは?

サボテンはそのユニークな形と色、育てやすさが魅力です。

たくさんの種類があるため、あなたの部屋にぴったりのサボテンを見つける楽しみがあります。また、砂漠で育つことからも分かるように、丈夫なので水やりを忘れても大丈夫!

サボテンが大きくなるのを見守るのは、まるでペットを飼うようでワクワクします。そして、見ているだけでリラックスできるのも嬉しいポイントです。

サボテンの選び方

サボテンの選び方

サボテンを選ぶときは、あなたの生活リズムやお部屋の環境、さらには好きな形や色を考えるとぴったりのサボテンを選ぶことができます。

サボテンは日差し大好きです。冬は特に日当たりの良い場所がお気に入り。しかし、意外に思われるかもしれませんが夏の強い日差しはちょっと苦手なんです。

なので、夏に強い日差しが入り込むお部屋の人は、強い光に耐性のある品種を選ぶことがポイントです。サボテン選びのコツを4つご紹介します。

サボテンの選び方①大きさで選ぶ

サボテンの大きさ選びは、見た目だけでなく、その後のケアや置き場所を決定する重要な要素です。大型のサボテンは広いスペースが必要ですが、その大きな体に水分を保つことができるため、水やりの頻度少なくてすみます。

また、鮮やかな花を楽しめる品種が多いのも特徴です。しかし、トゲが多く硬いため、取り扱いには注意が必要です。一方で、小型のサボテンは限られたスペースでも楽しむことができますが、土壌が乾燥しやすいため、頻繁な水やりが必要なことがあります。

また、小型のサボテンでも花を咲かせることがありますが、花つきは一般的には少ないです。これらの特徴を理解し、自分のライフスタイルや環境に最適なサボテンを選びましょう。

サボテンの選び方②形などタイプで選ぶ

サボテンのタイプ
  • トゲが硬いタイプ
  • トゲが柔らかいタイプ
  • 花を咲かせるタイプ

サボテンのとげは自己防衛や水分の蒸散防止といった役割があります。

太いとげは強い保護力を持つ一方で、扱う際には注意が必要です。逆に細いとげのサボテンは見た目の優雅さがありますが、保護力は低下します。

太いとげを持つサボテンは、子供やペットがいる家庭にはおすすめできませんが、細いとげを持つサボテンは初心者や子供でも安全に扱えます。

さらにサボテンの魅力として、その花も外せません。一年に一度しか咲かない花はその希少性から、見る者を魅了してくれます。特に、夜に開く花は幻想的で美しいです。花の色や形はサボテンの種類により様々で、多彩で豊富な選択肢があります。

サボテンを育てる楽しさは、とげの存在感だけでなく、花開く瞬間にも感じられます。それぞれのサボテンが独特の魅力を持つため、自分に合った品種を見つけるのも楽しみのひとつです。

サボテンの選び方③育てやすさで選ぶ

もし、サボテンを育てるのが初めてで、自分にピッタリの種類を探しているなら、以下の特徴を持つサボテンを選んでみてください。

大きく分けると5つの要素があり、乾燥耐性、寒さへの耐性、日光要求量、病害虫の耐性、成長速度です。まず、水やりが苦手な人には「乾燥に強い」サボテンがおすすめ。数日水をあげるのを忘れても平気なんです。

また、寒冷地方に住む人は部屋が寒くても大丈夫な「寒さに強い」サボテンも手間がかからずオススメです。お部屋の日当たりが悪い人は、光量が少なくても元気に育つサボテンを選べば窓辺に飾るだけでOK。

もともと、「病害虫に強い」サボテンですが、より耐性のある品種を選べば、虫や病気の心配が少なく、初心者でも安心です。そして、「成長速度が遅い」サボテンなら、植え替えの頻度も少なくて済みます。

どれも、初めてサボテンを育てる人にとって、ぴったりな特性ばかりを集めました。サボテン選びの参考にしてみてください。

サボテンの選び方④状態がよいものを選ぶ

サボテン選びは、ちょっとしたポイントに気をつけることで、元気なサボテンと出会うことができます。

まず、色ツヤと表面状態をチェックしてみましょう。明るい色で表面が滑らかなものは健康的です。シワや黒ずみがあると、少し元気がないかもしれません。

次に、トゲの状態。一本一本がきちんと整っていて、折れていたり黒ずんでいたりするものは避けましょう。また、根元のチェックも重要です。根腐れを起こしていないか、新しい葉や芽が出ているかを見てください。

最後に、鉢と土の状態。鉢は割れがなく、排水孔がしっかり開いているもの。土は適度に湿っており、栄養分が豊富であることが理想です。(土が湿っていることで販売店がしっかり管理しているかを判断することもできます)

サボテンおすすめ10選

サボテンおすすめ10選

魅力的な10種類のサボテンをご紹介します。どのサボテンがあなたにピッタリなのか、その特徴や育て方を一緒に学んでいきましょう。

あなたのガーデニングがもっと楽しく、豊かになるように手助けできたら嬉しいです。それでは、一緒にサボテンの魅力を探求していきましょう!

おすすめ①オプンチア バニーカクタス(白桃扇)

オプンチア バニーカクタス(白桃扇)
出典:楽天市場
オプンチア バニーカクタス(白桃扇)のおすすめポイント
  • 小型で扱いやすい、ウサギの耳のような形状
  • 小型でかわいらしいサボテンが好きな人にオススメ
品種名オプンチア バニーカクタス(白桃扇)
属名サボテン科ウチワサボテン属
原産国メキシコ
生育タイプ多肉植物で、乾燥に強く、日光を好む

キュートな見た目のオプンチア・バニーカクタス(白桃扇)は、その白いトゲとウサギの耳に似た形状が特長です。オプンチア・バニーカクタス(白桃扇)は小さなサボテンは育てやすく、お部屋の中で、デスクやテーブルの上など、さまざまな場所にピッタリです。

もしサボテン育ての初めての挑戦であったり、ちょっとしたスペースに観葉植物を飾りたいとお考えの方には、このオプンチア・バニーカクタス(白桃扇)は絶好の選択肢となりますよ。

育て方のポイント

オプンチア・バニーカクタス(白桃扇)は丈夫で育てやすい性質があり、日光が大好きです。そのため、窓際や風通しがよく、明るい場所が最適です。湿気にはちょっと弱いので、風通しのいいところで育てるのがおすすめ。

春から初夏には、新しい茎節がどんどん生えてくるのが楽しい時期。そのときは、土が乾いたらしっかり水をあげてあげてください。冬には5度以下にならないよう、室内でゆっくり過ごさせましょう。

休眠期には、月に一度程度表面を湿らせる程度の水やりでOKです。これらのポイントを抑えて、オプンチア・バニーカクタス(白桃扇)の可愛らしさを堪能しましょう!

おすすめ②セレウス・ペルヴィアナス

セレウス・ペルヴィアナス
出典:Amazon
セレウス・ペルヴィアナスのおすすめポイント
  • 高さがあって存在感のあるサボテン
  • インテリアとしてサボテンを飾りたい人にオススメ
品種名セレウス・ペルヴィアナス
属名サボテン科セレウス属
原産国ペルー
生育タイプ多肉植物で、乾燥に強く、日光を好む

セレウス・ペルヴィアナスはその大型で迫力ある姿が魅力的です。適切なケアをしていくことで大きく育ち、夜には美しい花を咲かせて目を楽しませます。

育てやすい性質もあり、サボテン初心者にもおすすめ。特に大型のサボテンを探している方や、部屋に存在感のある観葉植物を加えたい方にぴったりです。その育てやすさと美しさで、日々の生活に優雅さを加えることができます。

育て方のポイント

セレウス・ペルヴィアナスは日差しを好み、風通しの良い場所で元気に育ちます。

ただし、真夏の直射日光や長雨は避け、レースのカーテン越しの柔らかい光や木漏れ日の下がベスト。冬季は5℃以上を保つように注意し、気温が5℃以下になるときは、室内へ移動しましょう。

育て方のコツは、適度な水やりと乾燥環境の保持です。生育期には、乾燥させた土に2~3週間に1回、たっぷりと水をあげてください。水やりの際は鉢底から水が流れ出るほどが目安。一方、冬期や乾燥が気になるときは、葉水を与えるとよいでしょう。

さらに、成長を促すためには5~6月、9月に肥料を適量与えます。ただし、猛暑期と冬期は根の吸収力が弱くなるので、肥料は避けましょう。これらのポイントを押さえて、健康なセレウス・ペルヴィアナスを育てましょう。

おすすめ③ギムノカリキウム 緋牡丹

ギムノカリキウム 緋牡丹
出典:楽天市場
ギムノカリキウム 緋牡丹のおすすめポイント
  • 小花が美しい、花を楽しむことができる
  • サボテンの花を楽しみたい人にオススメ
品種名ギムノカリキウム 緋牡丹
属名サボテン科ギムノカリキウム属
原産国ペルー
生育タイプ多肉植物で、乾燥に強く、日光を好む

ギムノカリキウム 緋牡丹はその緋色の花で魅力を放つ小型のサボテンです。手軽に育てられ、デスクやテーブル上に置いて楽しむことが可能です。

サボテン初心者にも扱いやすく、また小型観葉植物を探す方にとっても絶好の選択です。その美しさと便利さで、日々の生活に彩りと活気を与えてくれます。

育て方のポイント

ギムノカリキウムは手軽に育てることができるサボテンです。しかし、寒さには弱いので、5℃以下になると室内に移動させることが必要です。

育てる際には、ギムノカリキウムが好む湿度を考慮し、生育期にはたっぷりと水をあげます。また、夏季は直射日光を避け、明るい日陰に置くようにします。

そして、一年中、雨ざらしにしないように注意しましょう。自生地の条件に近づけて育てることが、健康なギムノカリキウムを育てる秘訣です。

おすすめ④エキノカクタス グルソニー(金鯱)

エキノカクタス グルソニー(金鯱)
出典:楽天市場
エキノカクタス グルソニー(金鯱)のおすすめポイント
  • トゲが金色で特徴的、見た目がユニーク
  • ユニークな見た目のサボテンを好む人にオススメ
品種名エキノカクタス グルソニー(金鯱)
属名サボテン科エキノカクタス属
原産国メキシコ
生育タイプ多肉植物で、乾燥に強く、日光を好む

エキノカクタス グルソニー(金鯱)は非常に人気の高いサボテンで、サボテンといえばエキノカクタス グルソニー(金鯱)をイメージされる方も多いと思います。

その特徴的な黄金色のトゲは、太さ、長さ、色ともに多様で、最大直径は80cmにもなります。子株があまり出ず大きく育ちますが、成長点がつぶれると子株がよく出ます。

トゲの短い「鷲爪」や「プラチナ金鯱」、ほとんどトゲのない「刺無し金鯱」、不規則なトゲが特徴的な「狂刺金鯱」、そして扁平な球体と太短いオレンジ色のトゲの「王金鯱」が人気です。通常の金鯱は一般的な園芸店でも購入可能です。

育て方のポイント

エキノカクタス・グルソニー(金鯱)は、風通しと日当たりの良い、雨の降らない場所で育てるのが理想です。0℃まで耐寒性がありますが、球体が傷む恐れがあるため、温度は5℃を保つのが望ましいです。

霜や凍結が予想される場合は、農業用ビニールで覆うのもひとつの手ですが、室内に移すとより安心です。また、環境の変化による日焼けに注意し、昼夜の寒暖差を出すことで美しいトゲが出ます

土が乾いたら水をたっぷりと与え、真夏や冬は月2回、土が湿る程度にします。そして、2~3年に1回は植え替えを行いましょう。植え替え時はじっくり長く効くの有機肥料を用土に加えます。

おすすめ⑤パロディア 金晃丸

パロディア金晃丸
出典:楽天市場
パロディア 金晃丸のおすすめポイント
  • 花が美しい、花がたくさん咲く
  • サボテンの花を見るのが好きな人にオススメ
品種名パロディア 金晃丸
属名サボテン科パロディア属
原産国南アメリカ
生育タイプ多肉植物で、乾燥に強く、日光を好む

パロディア 金晃丸は、ブラジルやアルゼンチン、メキシコ原産の寒暖に耐えるサボテンで、その黄金色のトゲと緑のコントラストが人気の品種です。

最大直径12cm、高さ60cmまで成長し、冬でも育てやすくゆっくりと生長します。成長初期は円球形、大きくなると円筒形に近づきます。

開花は難しく、大きくなった場合でも花付きは良くないとされ、年に一度しか咲かないのが普通です。だからこそ、咲いたときの喜びは特別です。

育て方のポイント

パロディア 金晃丸は、乾燥気味に育てるのがコツです。

土が乾いたらしっかり水をやり、再度乾くまで待ちます。暑い夏は休眠期に入るため、水やりは控えめに。冬は寒さに強くなるため、水やりをさらに控えますが、室内管理の場合は適度な水やりが必要になることもあります。

育てる場所は明るく、風通しの良い場所が理想的。真夏の直射日光は避け、半日陰やカーテンで調節します。冬は5℃以下にならないよう注意し、寒さにも耐えるパロディア 金晃丸ですが、室内の日当たりの良い場所が最適です。

おすすめ⑥パキケレウス プリングレイ(武倫柱)

パキケレウス プリングレイ(武倫柱)
出典:楽天市場
パキケレウス プリングレイ(武倫柱)のおすすめポイント
  • 緑色の茎に白いトゲが美しい、小型
  • 寒暖差の激しい地域の人にオススメ
品種名パキケレウス プリングレイ(武倫柱)
属名サボテン科パキケレウス属
原産国メキシコ
生育タイプ多肉植物で、乾燥に強く、日光を好む

パキケレウス プリングレイ(武倫柱)は、アメリカからメキシコに自生するサボテンで、自生地では4m〜7mまで成長します。かつては食材ともされていました。サボテン特有のトゲと立派な姿が人気です。

寒さにも暑さにも強いが、熱帯夜が続くと調子を崩すことも。パキケレウス プリングレイのその風貌はまるで西部劇に登場するような雰囲気を持っています。

育て方のポイント

パキケレウス プリングレイ(武倫柱)は極度の乾燥に強く、乾いた土に水をたっぷりと与えますが、根腐れを防ぐため受け皿の水は捨てましょう。水不足でシワが出てもなかなか枯れません。一般的に1~2週間に1回水やりしますが、環境により異なります。

冬は15度以下で生育が鈍り、10度以下で止まります。この時期は、1ヶ月に1回程度、土が十分乾いてから表面を濡らす程度の水やりをします。

しかし、最近のの家屋の断熱性能は向上していて室温が高い場合がありま。そんな環境では活動が続くこともあるため、その場合は水分供給を適宜調整します。

パキケレウス プリングレイ(武倫柱)は寒さにも強く、適切に水を調整すれば氷点下5度まで耐えます。暖地では屋外で、寒冷地では室内の日当たりの良い場所で冬を過ごしましょう。

おすすめ⑦クジャクサボテン

クジャクサボテン
出典:楽天市場
クジャクサボテンのおすすめポイント
  • 青緑色の茎に大きなトゲ、迫力のある見た目
  • 個性的で迫力のあるサボテンを好む人にオススメ
品種名クジャクサボテン
属名サボテン科オプンチア属
原産国メキシコ
生育タイプ多肉植物で、乾燥に強く、日光を好む

クジャクサボテンはオプンチア属と他の近縁なサボテン科植物の属間交配から生まれ、原生地では木に着生しています。

平たい板状の構造が特徴的で、これは変形した茎で、茎節や葉状茎と呼ばれます。

交配から生まれた種類の多くは昼間に花を咲かせますが、原種には夜に咲くものも多く存在します。その中には、強い香りと魅惑的な姿で人気の月下美人も含まれます。

育て方のポイント

クジャクサボテンは鉢植えがおすすめで、春から秋までは戸外、霜が降る前からは日当たりの良い室内で管理します。春と秋に日光を多く受けると丈夫に育ち、花付きも良くなりますが、梅雨明けから秋の彼岸までは半日陰で保護しましょう。

水やりは春から秋にかけては、鉢土の表面が乾いたら行います。冬期は生育が休止するので、土が乾いてから数日間待った後、少量の水を与えて乾燥気味に保ちます。一年を通じて、根腐れを防ぐために過度な水やりは避けましょう。

おすすめ⑧リプサリス・ヘテロクラダ

リプサリス・ヘテロクラダ
出典:楽天市場
リプサリス・ヘテロクラダのおすすめポイント
  • 緑色の茎に白いトゲが美しい、小型
  • 小さくて取り扱いやすいサボテンが好きな人にオススメ
品種名リプサリス・ヘテロクラダ
属名サボテン科リプサリス属
原産国南アメリカ
生育タイプ多肉植物で、乾燥に強く、日陰でも育ちます

リプサリス・ヘテロクラダは熱帯雨林に生息する特異なサボテンで、日陰に強い特性があります。元々は木や岩に着生し、陰の多いジャングルで育つため、他のサボテンとは大きく異なる性質を持ちます。特性により、インテリアプランツとしておすすめです。

しかし、無光で育つわけではなく、部屋の中でも明るい場所で育て、真夏以外には定期的に日光浴をさせてあげることで健康に成長します。春から夏にかけては、新芽が次々と出てきて、春には花も咲くため、育てやすさだけでなく視覚的に楽しめるというメリットもあります。

育て方のポイント

リプサリス・ヘテロクラダは多くのサボテンと異なり、湿気を好み、乾燥が厳しい室内での栽培では、霧吹きで茎全体を湿らせると良いです。常に湿った土状態は避け、土が完全に乾いてからたっぷり水をやるのが基本です。冬季は成長が鈍くなるため、水やりの頻度を減らしましょう。

また、リプサリス・ヘテロクラダは茎の継ぎ目から簡単に取れますが、これを利用して新しい株を作ることが可能です。取れた茎を乾燥させた後、土に挿し、新たな株として育てていきます。偶然取れた場合だけでなく、弱った株から健康な茎を救出する方法としても使えます。

おすすめ⑨アストロフィツム

アストロフィツム
出典:楽天市場
アストロフィツムのおすすめポイント
  • 星のような白斑が美しい、特徴的な形状
  • 変わった形状のサボテンを楽しむ人にオススメ
品種名アストロフィツム
属名サボテン科アストロフィツム属
原産国メキシコ
生育タイプ多肉植物で、乾燥に強く、日光を好む

日本では「有星類」と呼ばれるアストロフィツムは、星のような白い斑点が特徴的なサボテンです。この名前はラテン語で星と植物を意味する言葉から来ています。

多くの種がトゲを持たない特性を持ち、特に「兜」や「ランポー玉」は戦前から園芸愛好家に親しまれてきました。今では、これらは日本のサボテンとして世界中で流通しています。

愛好家たちは、アレオーレのサイズや配置が異なるさまざまな改良種を生み出し、それらは「スーパー兜」や「ミラクル兜」などとして人気を博しています。

「日本で交配が繰り返され開発されたサボテン」を育てるというのも楽しいですよね。

育て方のポイント

アストロフィツムは高温と良好な日当たりを好むサボテンで、適温は日中25~35℃、夜間20℃以下です。乾燥を嫌い、球体が乾燥し続けるとくびれや腰折れを起こすため、特に冬季は湿度を上げることが重要です。

植物が土中に埋まるという、サボテンが生まれ育った環境を考慮し、土が完全に乾いたらたっぷりと水を与えますが、真冬は月に2回程度に控えめにします。

日焼けに注意し、環境の変化が激しい時期(冬から春への遷移や梅雨明けなど)には特にケアが必要です。春の成長は他のサボテンに比べて遅いため、調子が悪いと感じるかもしれませんが心配はいりません。

おすすめ⑩ペンタカンサ

出典:楽天市場
ペンタカンサのおすすめポイント
  • トゲの少ない滑らかな肌、シンプルな見た目
  • シンプルでスタイリッシュなサボテンが好きな人
品種名ペンタカンサ
属名サボテン科ギムノカリキウム属
原産国ブラジル南部のリオグランデ・ド・スル州
生育タイプ多肉植物で、乾燥に強く、日光を好む

ペンタカンサは、まるで樽のような形をしたサボテンです。

この愛称の通り、品種のひとつの「黄金球」は黄色い花が咲くことからつけられました。ちょっと変わった名前の「母ふくろ」はその特異な形状からきています。

乾燥に強く、寒さにも耐える頑丈な植物で、ガーデニングや観葉植物として人気があります。

しかし、かわいいな黄色の花を咲かせるまでには時間がかかるため、じっくりと育てる楽しみを味わえるサボテンと言えるでしょう。

育て方のポイント

ペンタカンサは日当たりと風通しの良い場所で育てることが重要です。

特に真夏は、直射日光を避けるために、レースカーテンなどを使用して日差しを調節すると良いでしょう。また、それほど寒さに強い品種ではないので気温が0度以下に下がるような場所は避け、蒸れに注意して管理しましょう。

水やりは春から秋にかけて、土の表面が乾いたらたっぷりと行い、冬は土全体が完全に乾いた状態で1~2回程度に抑えます。受け皿に溜まった水は捨てることも忘れずに。

また、葉水や霧吹きで葉の表面の乾燥を防ぐのも有効な管理方法です。育て方は、環境により異なることがありますので、それぞれの状況に応じて調節してみてください。

サボテンと多肉植物の違いとは?

サボテンと多肉植物の違いとは?

サボテンと多肉植物は両方とも乾燥した環境に適応するための特徴を持っていますが、その違いは主に形状と起源にあります。

サボテンはカクタス科の植物で、アメリカ大陸原産です。特徴的なトゲがあり、これは本来の葉が進化したものです。サボテンの多くは肉厚で水分を蓄えるための肥大した茎を持っています。

一方、多肉植物は幅広い科に属する植物の一部で、その名の通り「多肉質」な組織を持っています。これは、乾燥に対する適応として、水分を蓄えるためのものです。多肉植物は世界中に分布し、葉や茎、時には根が肉厚になることがあります。

つまり、すべてのサボテンは多肉植物ですが、すべての多肉植物がサボテンというわけではありません。それぞれが異なる生態系と進化の背景を持ち、その結果、形状や性質が異なるというわけです。

また、多肉植物の中には寒さに弱いものも多いのに対し、サボテンは一部の品種が冬の寒さを好むという違いもあります。

【まとめ】サボテンおすすめ

【まとめ】サボテンおすすめ

サボテンは、独特な形状と少ない手間で育てられる利点から、日々の暮らしに新たな魅力をもたらしてくれます。形状や育てやすさによって、あなたのライフスタイルに適したサボテンを選ぶことで、暮らしのパートナーになってくれます。

一見、丈夫な砂漠の生物と思われがちですが、意外にも強い日差しや寒さに敏感な種類も存在します。観賞用のサボテンは、その美しさを保つために適切なケアが必要です。

それぞれの特性を理解し、適切に育てることで、サボテンから最大限の楽しさを引き出すことができます。

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