生活を彩り、時に人々に癒しを与えてくれる植物ですが、植物を育てるのは楽しいけれど、初心者には難しいこともあります。
観葉植物は、初心者でも比較的育てやすいといわれ、種類も豊富なため植物を育てるのが初めての人でも楽しめます。今回は初心者でも育てやすい観葉植物をランキング形式で紹介します。
実際に観葉植物を育てる際の水やりの方法や日当たりなど、ポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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観葉植物とは
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観葉植物とは、室内で観賞用に育てられる植物の総称です。一般的には、葉が美しく、育てやすく、室内での生育に適している植物を指します。観葉植物は、空気清浄効果やインテリアとしての利用価値が高いため、現代では多くの人々に愛されています。
代表的な観葉植物には、ゴムの木やシェフレラ、フィカス、モンステラなどがあります。観葉植物は、適切な管理を行うことで長く楽しめるため、育て方には注意が必要です。
初心者でも育てやすい観葉植物の特徴
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初心者でも育てやすい観葉植物は、耐陰性が高く、日光不足でも育ちやすい、病害虫の被害に強く、手入れが簡単、対乾性に優れ、水やりの失敗にも強く、気候変動に対応できる植物です。
これらの特徴を持つ代表的な植物は、後ほどご紹介していきます。初めて観葉植物を育てる方は、ぜひ参考にしてください。
育てやすい観葉植物の特徴①耐陰性の強さ
観葉植物を育てるにあたり、一番気になるのは日当たりですよね。しかし、忙しい現代人にとって、日当たりが十分な場所を確保するのは難しいものです。
日当たりを確保できない場合におすすめするのが、「耐陰性の強さ」を持つ観葉植物です。耐陰性が強い植物は、日光不足でも育ちやすく、観葉植物初心者にもおすすめです。代表的な耐陰性植物には、ゴムの木が挙げられます。
また、室内環境によっては、日差しの強さが変わることもありますが、耐陰性植物であれば気候変動にも強いため、安心して育てることができます。
育てやすい観葉植物の特徴②虫や病気に強い
観葉植物を育てる上で、虫や病気にかかってしまうことは誰でも避けたいものです。そこで、初心者でも育てやすい観葉植物は、虫や病気に強いという特徴を持つ植物です。
病気に強い植物には、パキラなどがあります。虫や病気に強いと言われている植物は、手入れが簡単で初心者でも育てやすいため、特に観葉植物初心者の方におすすめです。虫や病気に強い植物を選ぶことで、育てる楽しさを長く続けることができます。
育てやすい観葉植物の特徴③乾燥に強い
観葉植物を育てる上で、水やりが難しいと感じることがありますよね。初心者でも育てやすい観葉植物は、対乾性が強いという特徴を持つ植物です。対乾性が強い植物は、水やりのタイミングを誤っても、乾燥に強く生き残ることができます。
また、対乾性が強い植物は、室内の乾燥した空気にも強く、エアコンの効いた部屋でも育てることができます。ただし、長期間水を与えないといった極端な水やりの不備は、植物に負担をかけることになるので、適度な水やりが必要です。
育てやすい観葉植物の特徴④気候への環境適応力が高い
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観葉植物を育てる上で、気候によっては植物が苦しんでしまうことがあります。そこで、初心者でも育てやすい観葉植物は、気候変動に強く環境適応力が高いという特徴があります。
環境適応力が高い植物は、温度や湿度の変化にも強く、室内や屋外、日当たりの良い場所や影になる場所など、様々な環境で育てることができます。代表的な環境適応力が高い植物には、モンステラなどが挙げられます。
また、気候変動に強い植物を選ぶことで、季節の変化や室内外の環境の変化にも適応しやすく、育てる楽しさを長く続けることができます。
育てやすい観葉植物ランキングTOP10
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実際に育てやすいと言われている観葉植物のトップ10選を紹介していきます。育て方のポイントをしっかり確認し、住環境に合わせた観葉植物を選ぶことで、長く楽しむことができるのでチェックしてください。
- ウンベラータ
- パキラ
- ポトス
- ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)
- ゴムの木
- モンステラ
- サンスベリア
- ガジュマル
- アイビー
- ユッカ(青年の木)
育てやすい観葉植物①ウンベラータ
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誇り高き美しさ
「ウンベラータ」の花言葉である「誇り高き美しさ」の由来については明確に定まっていません。一説には、この植物が元々はアフリカ大陸原産であり、そこから世界中に広がったとされています。
また、葉の形状が傘を広げた姿に似ていることから、ラテン語で「umbra(傘)」に由来するとも言われています。
【ウンベラータ】育て方のポイント
育て方のポイントは、直射日光を避け、明るい場所で管理すること。土壌は水はけがよく、根腐れしないように注意。水やりは土が乾いてからたっぷり与え、肥料は春から秋にかけて月に1回与える。葉が大きくなりすぎた場合は剪定し、広がりすぎた場合は支柱を立てることが必要。観葉植物として人気があり、手入れをすることで長く楽しめます。
育てやすい観葉植物②パキラ
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豊かな未来
パキラの花言葉は「豊かな未来」。この花言葉は、パキラが繁栄する姿から、豊かな未来を暗示しているとされています。
また、パキラの葉の形が、中国で幸運をもたらすとされる「五福臨門」のうちの1つである「財福」に似ていることから、財運を招く意味合いもあります。
【パキラ】育て方のポイント
パキラは、明るい場所で管理し、直射日光を避けることが大切です。水やりは、土が乾いてからたっぷり与え、水はけがよく根腐れしないように注意が必要です。
また、肥料は春から秋にかけて月に1回与えます。葉が大きくなりすぎた場合は、剪定することでバランスを保ちましょう。観葉植物として人気があり、手入れをすることで長く楽しめます。
育てやすい観葉植物③ポトス
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愛と繁栄
ポトスは、心身を癒す「癒しの観葉植物」として知られています。花言葉は「愛と繁栄」で、縁起物としても人気があります。由来は、南米熱帯地域の森林に自生することから、過酷な環境下でも生き延びる強さがあるとされるためです。
【ポトス】育て方のポイント
育て方のポイントは、光量が少なくても育てやすく、日陰でも育てることができます。水やりは、乾燥してからたっぷり与えると良いでしょう。
また、葉の表面を乾いた布で拭くと、葉がきれいになります。肥料は、春と秋の成長期に与えると良いです。注意点としては、直射日光を避け、水をたくさん与えすぎないことです。ポトスは、観葉植物の中でも初心者にもおすすめの品種です。
育てやすい観葉植物④ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)
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優美な女性、私を愛してくれてるかしら
ドラセナ・マッサンゲアナは、色鮮やかな花が特徴的で、花言葉は「優美な女性」と「私を愛してくれるかしら」です。由来は、南米原産で、大自然の美しさを表現する花として、鮮やかな色合いが人気となったためです。
【ドラセナ・マッサンゲアナ(幸福の木)】の育て方のポイント
育て方のポイントは、光量が多めで、直射日光に当てても大丈夫です。水やりは、土が乾いたらたっぷりと与え、肥料は春から秋にかけて与えるとよいでしょう。
また、花が終わったら、しばらくは株元に水を与えずに休ませてください。花芽を付けるためには、冬場の寒さが必要なため、冬季には温度管理に注意してください。マッサンゲアナは、観賞用として人気の高い植物の一つです
育てやすい観葉植物⑤ゴムの木
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強靭な信念、堅実な努力
ゴムの木は、熱帯地域に自生している常緑高木で、樹皮から採取される天然ゴムの原料として知られています。花言葉は「強靭な信念」と「堅実な努力」で、由来は、樹皮から得られるゴムが、繰り返し強く引き伸ばされても破れにくく、強靭であることからきています。
【ゴムの木】育て方のポイント
育て方のポイントは、明るい場所で育て、直射日光は避けましょう。水やりは、土が乾いたらたっぷりと与え、冬季には乾燥しないように注意してください。
また、肥料は春から秋にかけて与え、成長期にはたくさん与えましょう。枯れた葉は定期的に取り除き、剪定を行うことで形を整えることができます。ゴムの木は、丈夫で育てやすく、観葉植物としても人気があります。
育てやすい観葉植物⑥モンステラ
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希望、豊穣
モンステラは、熱帯地域に自生する常緑性のつる性植物で、特徴的な大きな葉が人気の観葉植物です。花言葉は「希望」と「豊穣」で、由来は、太陽の光が射し込んだ熱帯雨林に、モンステラの葉が広がっている様子が、豊かで希望にあふれたものであるということからきています。
【モンステラ】育て方のポイント
育て方のポイントは、明るい場所で育て、直射日光は避けましょう。水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えます。
また、高温多湿を好むので、水をたくさん与えることで湿度を保ちましょう。肥料は春から秋にかけて与え、成長期にはたくさん与えましょう。モンステラは、枯れた葉を取り除くことで株をきれいに保つことができます。
また、つるを伸ばしている場合は、支柱に巻きつけるなど、支えることが大切です。モンステラは、育てやすく、おしゃれなインテリアとしても人気があります。
育てやすい観葉植物⑦サンスベリア
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幸福への願い、長寿
サンスベエリアは、南アフリカ原産の多肉植物で、葉の模様が美しいため、観葉植物として人気があります。花言葉は「幸福への願い」と「長寿」で、由来は、この植物が長寿で、幸福な生活をもたらすとされていることからきています。
【サンスベリア】育て方のポイント
育て方のポイントは、明るい場所で育て、直射日光は避けましょう。水やりは、土が乾いたら少量ずつ与えます。
また、多肉植物なので、水はけのよい土を使用し、鉢の底には穴をあけておくことが大切です。肥料は、春から秋にかけて与え、成長期にはたくさん与えましょう。
サンスベエリアは、株分けによって増やすことができます。また、葉が日焼けしてしまった場合は、枯れた部分を取り除き、新しい葉が出るのを待ちましょう。サンスベエリアは、育てやすく、多様な場所に飾ることができるので、初心者にもおすすめの観葉植物です。
育てやすい観葉植物⑧ガジュマル
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明るい未来への願い
カジュマルは、日本原産の植物で、黄色い花が美しく、花言葉は「明るい未来への願い」とされています。由来は、黄色い花が希望や明るい未来を表す色であることからきています。
【ガジュマル】育て方のポイント
育て方のポイントは、日当たりのよい場所に置き、風通しの良い環境で育てることが大切です。カジュマルは、水はけの良い土壌を好むので、石灰分の少ない軽い土を使いましょう。水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えますが、過剰な水やりは根腐れの原因になりますので注意が必要です。
また、肥料は春から秋にかけて与え、成長期には栄養たっぷりの液体肥料を与えましょう。カジュマルは、剪定が必要ないため手入れが簡単で、病害虫に強い植物です。冬期は低温に弱いので、室内に置いて温度管理をしましょう。カジュマルは、暖かい季節には戸外でも育てられるので、花壇や鉢植えなど様々な場所で楽しめる観賞植物です。
育てやすい観葉植物⑨アイビー
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愛情、絆
アイビーは、常緑のつる性植物で、花言葉は「愛情」「絆」などとされています。由来は、古代ローマ人がアイビーを結び合わせて花冠を作っていたことからきています。
【アイビー】育て方のポイント
育て方のポイントは、日陰や半日陰が好きなため、明るすぎる場所や直射日光は避け、風通しの良い場所に置くことが大切です。土壌は水はけがよく、栄養分が豊富なものを使用しましょう。
水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えますが、水をため過ぎないように注意が必要です。肥料は、春から秋にかけて月に1回液体肥料を与えます。
また、成長したつるを剪定して形を整えたり、地面に接している根を切り落として水栽培することもできます。アイビーは、室内で育てることもできますが、風通しが悪いと病気にかかりやすいため、定期的に換気をしましょう。
アイビーは、環境改善効果が高く、空気中の有害物質を吸収するため、室内で育てると健康にも良い植物として知られています。
育てやすい観葉植物⑩ユッカ(青年の木)
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堅実、繁栄
ユッカは、南北アメリカ原産の観葉植物で、花言葉は「堅実」や「繁栄」などとされています。由来は、古代マヤ文明で「結婚式の神聖な花」として崇拝されていたことから来ています。
【ユッカ(青年の木)】育て方のポイント
育て方のポイントは、日当たりが良く風通しの良い場所に置くことが大切です。ユッカは乾燥に強く、水やりは土が完全に乾いた後にたっぷりと与えます。水をため過ぎないように注意し、冬場は水を控えめに与えます。ま
た、鉢底に水がたまらないように、水はけの良い鉢を使用しましょう。肥料は、春から秋にかけて月に1回液体肥料を与えます。
また、成長した葉が傷んでいる場合は、根元から切り落として新しい葉が出るまで待ちましょう。ユッカは、強い日光や乾燥した風が吹く場所でも育てることができ、手入れが簡単なため初心者にもおすすめの植物です。
観葉植物を購入する前に確認しておきたいポイント
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見観葉植物を育てる前に確認しておきたいポイントを以下の3点にまとめます。
- 好みの観葉植物の選定
- 置き場所の確保
- サイズの確認
3つのポイントを確認して、ライフスタイルに合う適切な植物の選定や育成環境を整えることで、健康的で美しい観葉植物を育てることができます。
ポイント①好みの観葉植物
観葉植物を選ぶ際には、まず自分の好みやライフスタイルに合った植物を選ぶことが大切です。育てる場所の明るさや湿度なども考慮し、植物が必要とする条件と自分の環境がマッチするかを確認しましょう。
また、初心者向けには丈夫で育てやすい植物を選ぶことがおすすめです。植物の大きさや形状も考慮し、空間に合わせたサイズを選ぶと美しく調和のとれたインテリアになります。植物によっては成長が早く、定期的な剪定が必要な場合もあるので、その点も確認しておきましょう。
ポイント②観葉植物の置き場所
観葉植物を育てる上で、置き場所はとても重要です。まず、観葉植物は光合成が必要なため、日光が十分に当たる場所が理想的ですが、直射日光が当たりすぎると葉焼けを起こしてしまいます。
また、風通しの良い場所に置くことで、植物が健康的に成長し、病気のリスクを低くすることができます。ただし、エアコンやヒーターの風が直接当たる場所は避けるようにしましょう。
さらに、季節や時間帯によって日光の当たる角度が変わるため、定期的に場所を変えることもおすすめです。最適な置き場所を選ぶことで、観葉植物の健康維持につながります。
ポイント③観葉植物の希望のサイズ
観葉植物を選ぶ際には、成長するサイズを考慮することが重要です。例えば、大きな鉢を使わなければならない大型の観葉植物の場合、スペースが狭い空間には配置するのが難しいでしょう。
また、小さな鉢に植えられた植物は、栄養や水分を十分に得られない場合があるため、成長が妨げられることがあります。適切なサイズの鉢と観葉植物を選ぶことで、植物が健康に成長し、美しい姿を維持することができます。
また、観葉植物は成長に合わせて鉢や場所を変えることも必要です。適切なサイズの鉢や場所を選ぶことで、植物の成長をサポートすることができます。
育てやすい観葉植物で日々の生活に癒しを取り入れてください
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観葉植物は、その美しい姿や空気浄化効果から、室内に置く人気のある植物ですが、初心者にとっては育てるのが難しいと感じることもあります。
そこで、耐陰性、病害虫の強さ、対乾性、気候変動の対応力に優れた育てやすい観葉植物を選ぶことが重要です。また、選んだ植物の好みに合わせた剪定や、適切な置き場所、サイズの確認も必要です。初心者でも育てやすい観葉植物を選び、正しい育て方をすることで、美しい緑を取り入れながら、癒しの空間を作り上げることができます。